Invitrogen™ Jump-In™ Gateway™ Expression System を利用し、目的遺伝子を哺乳類のゲノムに存在するホットスポット(偽 attP部位)に安定かつ不可逆的に組み込んだ安定発現細胞集団の構築を行います。
- ゲノム上の特定サイト(1か所)に目的遺伝子を特異的に挿入します。
- 目的遺伝子が組み込まれた細胞を選択的に回収可能で、手間のかかるクローン単離の必要がなく、大幅に納期が短縮できます。
- 目的遺伝子は同じサイトに挿入されるため、ゲノム上の位置効果の影響を受けません。
- 目的遺伝子の挿入数位置が同じなので、均一な発現レベルの細胞集団を取得可能です。
- 目的遺伝子の合成から細胞構築まで一貫してサポートします。
ご提供いただくもの
- お問合せフォーム
- 発現確認用抗体
基本作業・期間
![]() | PCR や人工遺伝子合成により、目的遺伝子を含む Jump-In 発現クローン(プラスミド)を作製します。 | 5週間~ |
![]() | 構築した Jump-In 発現クローンをJump-In プラットフォーム細胞にトランスフェクションし、選択薬剤にてセレクションを行います。 | 4週間 |
![]() | 薬剤耐性を示す細胞を拡張培養し、凍結細胞ストックの作製およびマイコプラズマ感染テストを行います。 | 2週間 |
![]() | 構築したJump-In 細胞を用いて、ウエスタンブロットもしくは逆転写&PCRによる、目的遺伝子の発現確認を行います。 | 2週間 |
![]() | 構築したJump-In 細胞プールより、細胞を単離・拡張します。単離したクローンについて凍結細胞ストックの作製・マイコプラズマ感染テストを行います。(5クローン) | 5-6週間 |
発現ベクター・Jump-In R4プラットフォーム細胞
【発現ベクター】
pJTI-R4-DEST CMV-pA(CMVプロモーター)
pJTI-R4-DEST EF1α-pA(EF1αプロモーター)
pJTI-R4-DEST CMVTO-pA(CMVTOプロモーター; 誘導発現用)
pJTI-R4-DEST EF1α-pA(EF1αプロモーター)
pJTI-R4-DEST CMVTO-pA(CMVTOプロモーター; 誘導発現用)
【Jump-In R4プラットフォーム細胞】
*ゲノム中のR4ターゲットサイトは1 箇所になります。
*ゲノム中のR4ターゲットサイトは1 箇所になります。
(恒常発現用細胞) | (誘導発現用細胞) |
Jump-In CHO-K1 | Jump-In T-REx CHO-K1 |
Jump-In GripTite HEK293 | Jump-In T-REx HEK293 |
Jump-In U2OS | Jump-In T-REx U2OS |
原理
- 目的遺伝子および薬剤耐性遺伝子用のプロモーターを含むJump-In TI 発現ベクターが、R4プラットフォーム細胞ゲノム内のR4ターゲットサイトへ挿入される。
- 薬剤耐性遺伝子(BSD)の転写がONになり活性化される。
- 薬剤選抜をかけることで、目的遺伝子を含む細胞のみを回収可能。
パフォーマンス
Jump-In 293 CCKAR![]() | Jump-In 293 の均一性 Jump-In によって構築された細胞プールにおいて、導入遺伝子の発現量は均一であり、プールから単離されたクローンと同等の発現結果が得られています。 |
Jump-In 293 で構築した細胞プールの各種アッセイ
GPCRs & Kinases など種々のターゲットで実証済みです。
お問合わせ先
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