LIBS はどのような仕組みですか?
LIBS はレーザー誘起ブレークダウン分光法の略です。これは金属の元素組成を調べるために使用する分析技術です。携帯型 LIBS 分析計は高集束レーザーを用いてサンプル表面を僅かに削ります。それにより、電子励起状態になった原子やイオンを含むプラズマが発生します。これらの原子が基底状態に戻るときに、元素特有の光の波長を放出します。つまりこの波長が「元素固有の指紋」となります。定量・定性分析の優れたツールである携帯型 LIBS 分析計は、この「指紋」が元素によって異なることを利用しています。より詳しく知りたいですか?デモをご希望の上弊社担当者にご相談ください。
注目の携帯型 XRF および LIBS 分析計
LIBS 分析ステップの説明
- レーザーパルスが分析計により生成され、サンプル表面に照射されます。
- サンプル表面がわずかに削られ、プラズマが発生します。プラズマがサンプルを原子化、励起して、光が放出されます。
- 放出された光は光ファイバーで伝送され、スリットを通って分光計に入ります。
- この光が回折格子を通過すると、波長/色の成分が分離し、分類可能になります。
- 波長/色は検出器に伝送され、スペクトルデータが生成されます。
- 中央処理装置(CPU)によりスペクトルデータを解析し、調査に使用できる詳細な組成分析を実施します。そこから各元素の濃度がわかります。
- 組成データ、その他グレードや価値の同定結果が表示されます。また、メモリに保存することで後から呼び出したり別の PC へダウンロードしたりできます。
XRF および LIBS 用語集を参照ください。
XRF と LIBS についてもっと知りたいですか?携帯型 XRF およびポータブル LIBS に関する用語を今すぐ網羅的に知りたい場合は、弊社のオンライン用語集をご覧ください。
金属|鉱業
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