CaptureSelectテクノロジー

CaptureSelectリガンドは、当社独自のアフィニティ精製ソリューションで、ラクダ科由来のシングルドメイン[VHH]抗体フラグメントをベースとしています。これらの小型の14 kDアフィニティリガンドは、バイオ医薬品精製における多くの課題に対応するプラットフォームソリューションであり、多くのアプリケーションで標的タンパク質が高収量および高純度で得られることが実証されています。また、CaptureSelectリガンドは、マイルドな溶出条件を適用可能で、それによりタンパク質を保護するように調整できます。動物由来成分を含まない酵母の製造により、毒素やウイルスを含まない高品質な製品が得られます。

CaptureSelect技術は、以下のような、シングルドメイン抗体の独自性を特長としています。

• 高い特異性
• 高い親和性
• 高い安定性
• 動物由来成分不含により製造が容易
• シンプルなフォーマット（二／三／四重極ヘッド、融合）
• 低毒性
• ロット間のばらつきを最小限に
• 線形スケールアップ
• GMPで使用可能なロットサイズ

CaptureSelectリガンドの開発は、哺乳類免疫系の柔軟性と特異性に基づいているため、リガンドをほぼすべてのターゲット分子に対して設計することができ、特異的な親和性/特異性/溶出のプロファイルを有するように選択できます。

シングルドメイン抗体の製造プロセスには、独自の酵母を使用しているため、動物由来成分を含まないという利点があります。オランダのライフテクノロジーズの施設には、10 L～15,000 Lのリアクター、精密ろ過システムおよび限外ろ過システム、最終精製用のクリーンルームなどがあり、アフィニティリガンドの迅速なスケールアップと効率的な工業生産を可能にします。

オランダのナールデンにある当社の製造施設は、衛生的な処理と遺伝子組み換え微生物（GMO）の取り扱いに関する国際基準を満たす、高度なエンジニアリングレベルで建設されており、1997年以降にISO 9001に準拠しています。 その他のアプリケーションについては、当社のCaptureSelectのページをご覧ください