固液抽出を科学的に実行し、不確実性を排除
固相担体による液/液抽出(SLE)は迅速かつ効果的な試料前処理技術で、生体試料からリン脂質を除去するための液/液抽出(LLE)プロトコルにたいへん有効です。
HyperSep SLE の長所:
- LLE 技術に比べ高い再現性および回収率
- 試料と水非混和性溶媒とが直接接触しないため、LLE にありがちなエマルジョンを防止
- LLE に比べ溶媒使用量が少ない
- LLE とは異なり、完全自動化が可能
- タンパク質沈殿技術に比べ高い試料抽出物純度
- タンパク質沈殿技術に比べ高い感度
HyperSep SLE は、サンプルサイズとスループット要件に応じてカートリッジと 96 ウェルフォーマットのものを用意しています。固定相は特別に処理された珪藻土で構成され、酸性または塩基性の移動相を使用する場合にプロトコルをシンプルになるように酸性または塩基性のフォーマットのものを用意しています。
HyperSep SLE 製品仕様
材質 | 吸着剤 | 容量 | 容器 | カタログ番号 |
---|---|---|---|---|
特別に処理された珪藻土 SLE(pH = 7) | 200 mg | 3 mL | 50 カートリッジチューブ | 60109-200-3-7 |
500 mg | 3 mL | 50 カートリッジチューブ | 60109-500-3-7 | |
500 mg | 6 mL | 30 カートリッジチューブ | 60109-500-6-7 | |
1 g | 6 mL | 30 カートリッジチューブ | 60109-1000-6-7 | |
2 g | 12 mL | 20 カートリッジチューブ | 60109-2000-12-7 | |
4 g | 25 mL | 15 カートリッジチューブ | 60109-4000-25-7 | |
20 g | 60 mL | 10 カートリッジチューブ | 60109-20000-60-7 | |
200 mg | 2 mL/well | 96 ウェルプレート | 60109-200-2-7W | |
300 mg | 2 mL/well | 96 ウェルプレート | 60109-300-2-7W | |
400 mg | 2 mL/well | 96 ウェルプレート | 60109-400-2-7W | |
500 mg | 2 mL/well | 96 ウェルプレート | 60109-500-2-7W | |
特別に処理された珪藻土 SLE(pH = 9) | 200 mg | 3 mL | 50 カートリッジチューブ | 60109-200-3-9 |
500 mg | 3 mL | 50 カートリッジチューブ | 60109-500-3-9 | |
500 mg | 6 mL | 30 カートリッジチューブ | 60109-500-6-9 | |
1 g | 6 mL | 30 カートリッジチューブ | 60109-1000-6-9 | |
2 g | 12 mL | 20 カートリッジチューブ | 60109-2000-12-9 | |
4 g | 25 mL | 15 カートリッジチューブ | 60109-4000-25-9 | |
20 g | 60 mL | 10 カートリッジチューブ | 60109-20000-60-9 | |
200 mg | 2 mL/well | 96 ウェルプレート | 60109-200-2-9W | |
300 mg | 2 mL | 96 ウェルプレート | 60109-300-2-9W | |
400 mg | 2 mL/well | 96 ウェルプレート | 60109-400-2-9W | |
500 mg | 2 mL/well | 96 ウェルプレート | 60109-500-2-9W |
汎用メソッドプロトコル
SLE 汎用アプローチ–HyperSEP SLE 300 mg
- 水性サンプルをカートリッジに分注します(装填前に内標準を追加します。サンプルは、吸着しやすくなるように希釈したり、pH で制御してイオン化を抑制しなければならないことがあります塩基性の場合は 0.1%アンモニア溶液(aq)を追加します。酸性の場合は 0.1%ギ酸(aq)を追加します。)希釈液を含む最大充填量 = ~650 µL。
- 充填を開始する前に真空のパルスかけます。5 分待ちます。
- 真空のパルスをかけて上部フリットを乾かします。
- 水非混和性溶媒で溶出します(例:MTBE)。
- 重力下で流れるようにして、最後に真空を使用して乾かします。
- 溶媒を蒸発させ、移動相のサンプルを再構成します。
リソース