プロトコル
以下の手順で、細胞生存率を正確に求めることができます。細胞生存率は血球計算盤の格子内にある生細胞数を総細胞数で割って計算します。 細胞がトリパンブルーを取り込んだ場合、その細胞は死細胞とみなします。
- 血球計算盤を用いて細胞懸濁液の細胞密度を求めます。
- pH 7.2 ~ 7.3 の緩衝等張塩溶液(リン酸緩衝生理食塩水)で 0.4%トリパンブルー溶液を調製します。
- トリパンブルーストック溶液 0.1 mL を細胞 0.1 mL に加えます。
- 血球計算盤にロードし、すぐに低倍率の顕微鏡で検査します。
- 青に染色された細胞の数と総細胞数をカウントします。健康な対数期培養では、細胞生存率が 少なくとも95%でなければなりません。
細胞生存率 = [1.00 – (青い細胞の数 ÷ 総細胞数)] x 100
培養液 1 mL あたりの生細胞数を計算するには、以下の式を使用します。希釈係数を補正することを忘れないでください。
生細胞数 x 104 x 1.1 = 細胞数/mL培養液
For Research Use Only. Not for use in diagnostic procedures.