ラボ運営とIT標準化の間のギャップは、研究用ソフトウェアのシステム管理により解消可能ですが、多くの場合、業務継続性の確保、複数のソフトウェアパッケージの保守、急速に進化するソフトウェア環境の管理など、複雑な負担も伴います。Thermo Scientific Chromeleon 7.3.2クロマトグラフィーデータシステム(CDS)は、ITインフラストラクチャーのコストを削減し、維持管理の労力を最小限に抑えるよう設計されています。高い拡張性により、GxP規制環境でのプロトコルの標準化も可能であり、WAN環境におけるパフォーマンスの最適化、無人での一元管理や更新に必要な機能セットをすべて備えています。

ユーザーの声
「Chromeleonは、北米にある複数の拠点に置かれた装置群の管理、そして装置群からのデータの処理の支援において非常に重要な役割を果たしています。Chromeleonを使用して分析ルーチンの一部を自動化したことで、少ない人員でも時間の節約とサンプルスループットの維持を実現できました。」

- ラボ責任者、NCS Multistage

Chromeleon 7.3.2 CDSがITにもたらすメリット
  • システムの標準化により費用対効果を高めてROIの迅速化を図り、妥協のないコスト削減を達成
  • ワークステーションからグローバル企業にいたるシームレスな拡張性により、一元化された導入と保守が可能
  • CDSの管理は、オンプレミス、バーチャル、クラウドデータセンターにて実施可能
  • 効率的で長期的な安定性をもたらす、業界最先端のデータセキュリティ
  • ネットワークやセントラルリソースが利用できない場合でも途切れることのない業務継続性
  • Thermo Scientific Watson LIMSおよびSampleManager LIMS、SDMS、LESとの統合を強化
導入、所有、保守における優れた費用対効果

費用対効果に優れた導入、所有、保守

CDS選択時に常に最初に考慮されるのが、財務上の影響です。Chromeleon CDSでは、こうした影響が次のように軽減されます。

  • 標準化の実現 — 単一のCDSを使用することで、ラボの要件を犠牲にすることなく、コストと学習時間を削減
  • 既存の単一のインフラストラクチャーを利用して、リージョン経由でインテリジェントな探索サービス機能に接続可能
  • クラウド導入のための包括的な試験と文書管理を含むサポートの提供
  • Data Vault間で大容量データファイルを迅速かつ安全に転送することで、ラボの生産性レベルが向上
  •  Thermo Scientific 247 Instrument Controllerが提供する安全性と信頼性に優れた装置接続は、ウイルス対策やオペレーティングシステムベースのアップデートを不要とし、メンテナンスコストを大幅に削減
  • 一元管理と自動アップデートは、関連タスクの実行に費やす時間を削減し、ラボのダウンタイムを最小化
Chromeleon CDSのセキュリティと拡張性

セキュリティと拡張性

ビジネスは常に動いており、それに応じてCDSも変化する必要があります。これは、要求の拡大に対処できるよう成長することだけでなく、ビジネスとユーザーに関する要件の変化に適応することも意味します。Chromeleon CDSには以下の特長があります。

  • シームレスな拡張性により、単体のワークステーションからグローバルなエンタープライズ展開にまで対応可能。接続するユーザー、装置、ワークステーションが1,000を超えても、パフォーマンスやネットワークの安定性には影響なし
  • オンプレミス、バーチャル、クラウドインストールなど、あらゆるインフラストラクチャーに適応でき、そのすべてに完全なコンプライアンスを提供
  • セントラルリレーショナルデータベース(Oracle™またはMicrosoft SQL Server)にすべての結果を安全に保存
  • Chromeleon Data Vaultおよびドメイン構造により、ユーザー数や稼働時間の増加に合わせて保存容量および冗長性の追加が可能
  • 業界最先端のデータセキュリティと統合化ツールがもたらす、効率的かつ長期的に安定した業務継続性
Chromeleon CDSのサポートおよびメンテナンス契約

サポートおよびメンテナンス契約

  • 長期安定性(LTS)バージョンでは、ソフトウェアアップデートに迅速にアクセスできる定期メンテナンスアップデートを利用可能
  • 製品アップグレードにより、最新機能を最小限の検証で取得可能
  • 業務上の重要な問題を解決する専用のテクニカルサポートにより、問題を迅速に解消
  • いつでもアクセスできる24時間年中無休のオンラインeServiceポータルにより、日常的に生じる問題をタイムリーに解決。チケットを発行することで、専門サポートや業界の同業者とコンタクトして、経験を共有できます。
Business continuity built-in

業務継続性をビルトイン

業務継続性を確保し、ネットワーク停止時(サーバー障害やネットワーク切断など)のデータの損失や破損を防止することは、ラボのオペレーション、データインテグリティ、規制事項への準拠を維持するためのキーポイントです。Chromeleon CDSから提供される業界最先端のユニークなネットワーク障害保護(NFP)機能は、主として次の2つの方法で24時間年中無休の稼働態勢を実現します。

  • ネットワーク障害発生時には、NFPモードを自動的に有効化。ネットワークベースのリソースでソフトウェア実行に必要なものはローカルにキャッシュされるため、ローカルコンピューターに保存されたデータを用いてラボのオペレーションを継続できます。
  • 自動的に有効化される7日間のリカバリー期間を、問題の解決や長期ソリューションの実装に利用可能

Chromeleonソフトウェアは、独自のXVaultテクノロジーにより業務の継続性とデータセキュリティを保証します。

  • データ取得の際、シーケンスは常に各ローカル装置コントローラー上のXVaultにて実行され、取得データは中央と同期される
  • NFPモードでは、取得が中断されたデータにXVault経由でアクセスし、処理やレポート作成、新規シーケンスの開始を行うことが可能 – その間もコンプライアンスおよびデータインテグリティガイドラインに完全準拠
  • ネットワーク復旧後、中断されたデータ(完全な監査証跡を含む)は自動的にアップロードされ、中央サーバーと同期される
オンデマンドWebセミナーシリーズ

事業継続計画

事業継続計画は、ラボを拠点とするあらゆるビジネス戦略に不可欠のものであり、内部のイベントか外部のイベントかを問うことなく、中断のない継続的なオペレーションを保証します。

このWebセミナーシリーズでは、クロマトグラフィーデータシステムの選択が、想定外の事態に対する効果的なプランニング能力にどのようにプラスの影響を与え、24時間年中無休のラボオペレーションの維持を支援するかについて説明します。

シリーズを視聴する

オンデマンドWebセミナーシリーズ

妥協のないIT重視の設計

システム管理者は、障害発生時の迅速な復旧に備えておく必要があります。一方で、絶えず変化する規制事項に対処するには、高い透明性と可視性を備えた、すべてのアクションを追跡および記録するシステムが必要です。

このシリーズでは、CDSを選択することで可能となる、シームレスなリモートアクセス、コンプライアンスの達成-維持-実証をカバーするサポート、データ保護のため設計されたITソリューションの提供について説明します。

Webセミナーシリーズを視聴する

オンデマンドWebセミナー

7.3.2 CDSソフトウェア:最高レベルのパフォーマンス、安定性、操作性

このWebセミナーでは、最新Chromeleonソフトウェアへのアップグレードにより、ITネットワークオペレーションの強化、システムメンテナンスの簡便化、データセキュリティの向上がどのようにもたらされるかについて説明します。

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ビジネスオペレーションを拡大するChromeleon CDS

Chromeleon CDSは大規模ネットワーク用に構築されており、複数サイト環境へのシームレスな拡張と高いパフォーマンスレベルの維持を両立することが可能です。その詳細をご覧ください。

Chromeleon CDSによる事業継続性の確保

Chromeleon 7.3ソフトウェアはITを重視して設計されており、システムの停止や悪意のある攻撃を最小限に抑える防護ソリューションを提供することで、データと装置への中断のないアクセスを保証します。

Chromeleon CDS — IT重視の設計

Chromeleon CDSは、247 Instrument Controllerにより、IT管理タスクの一元化、装置の確実な接続、事業継続性の確保をサポートしています。その詳細をご覧ください。

リソース

パンフレット

インフォマティクス

その他のリソース

  • Chromeleon University

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Style Sheet for Global Design System
Style Sheet for Komodo Tabs